■ セクション1: Pythonのインストール方法
■ Pythonとは何か?
Pythonは、このVR180ツールを動作させるために必要なプログラミング言語です。難しく聞こえるかもしれませんが、インストール手順は簡単です。一度インストールすれば、その後の設定は簡単になります。
■ python.orgからのダウンロード手順
・ウェブブラウザを開いて、python.orgにアクセスしてください(https://www.python.org)
・ページが表示されたら、上部メニューの「Downloads」をクリックします
・「Windows」のセクションが表示されたら、「Python 3.12」または最新版のダウンロードボタンをクリックしてください(2026年1月現在)
・ファイル名「python-3.xx.x-amd64.exe」という形式のファイルがダウンロードされます
■ インストール手順(重要:「Add Python to PATH」を忘れずに)
・ダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダにある「python-3.xx.x-amd64.exe」をダブルクリックして実行します
・インストール画面が表示されます
・左下に「Add Python 3.xx to PATH」というチェックボックスが表示されます。**この項目に必ずチェック(✓)を入れてください**。これを入れないと、後の設定が複雑になります
・チェックボックスをクリックした後、「Install Now」ボタンをクリックします
・インストール進行状況を示すバーが表示されます。完了まで待ちます(通常3~5分)
・「Setup was successful」というメッセージが表示されたら、「Close」ボタンをクリックしてインストール完了です
■ インストール確認方法(PowerShellで動作確認)
・ウィンドウキーを押しながらXを押します(Windows + X)
・メニューが表示されたら「ターミナル」または「PowerShell」をクリックします
・PowerShell画面が黒い背景で表示されます
・以下のコマンドを入力して、Enterキーを押してください: python –version
・もし「Python 3.xx.x」というバージョン番号が表示されたら、Pythonは正しくインストールされています。これで第1段階は完了です
■ セクション2: ffmpegのインストールとPATH設定
■ ffmpegとは何か?
ffmpegは、動画ファイルを変換・編集するために必要なツールです。VR180ツールが動画をVR形式に変換する際に、このffmpegが動作します。
■ ffmpegのダウンロード手順
・ウェブブラウザを開いて、ffmpegの公式ダウンロードページにアクセスしてください(https://ffmpeg.org/download.html)
・ページが表示されたら、「Windows builds」というセクションを探します
・複数のオプションが表示されますが、「full」版をダウンロードしてください。通常は「ffmpeg-git-full.7z」という形式のファイルです
・ダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダに保存されます
■ ffmpegの解凍と配置
・ダウンロードした「ffmpeg-git-full.7z」ファイルを解凍する必要があります
・7z形式のファイルを解凍するには、7-Zipというプログラムが必要です。持っていない場合は、別途インストールしてください(https://7-zip.org/)
・7-Zipをインストール後、ダウンロードフォルダの「ffmpeg-git-full.7z」を右クリックします
・「7-Zip」メニューから「ここに展開」をクリックします
・新しいフォルダ「ffmpeg-git-full」が作成され、その中にファイルが解凍されます
・この解凍されたフォルダの中を開くと、「bin」というフォルダが見つかります
・このフォルダ全体(「ffmpeg-git-full」)をCドライブ直下に移動します。具体的には:
エクスプローラーを開いて、左側のサイドバーから「このPC」をクリック
2. Cドライブをダブルクリックして開く
3. ダウンロードフォルダから「ffmpeg-git-full」フォルダをコピーして、Cドライブに貼り付ける
4. フォルダの名前を「ffmpeg」に変更する(簡潔にするため)
5. 最終的に「C:\ffmpeg」というパスにffmpegが配置される
■ 環境変数PATHへの追加手順(重要:この設定でffmpegが認識されるようになります)
・Windowsキーを押して、スタートメニューを開きます
・「環境変数」と検索ボックスに入力します
・「環境変数を編集」という選択肢が表示されたら、クリックして開きます
・「システムのプロパティ」ウィンドウが表示されます
・右下にある「環境変数」ボタンをクリックします
・「環境変数」ウィンドウが開きます
・下の「システム環境変数」セクションで「Path」という項目を探します(大文字小文字は区別されません)
・「Path」をクリックして選択し、「編集」ボタンをクリックします
・「環境変数を編集する」というウィンドウが表示されます
・右側の「新規」ボタンをクリックします
・新しい行が追加されます。その行に以下のパスを入力してください: C:\ffmpeg\bin
・入力後、「OK」ボタンをクリックします
・さらに「環境変数」ウィンドウの「OK」ボタン、その後「システムのプロパティ」の「OK」ボタンをクリックして、すべてのウィンドウを閉じます
・**重要:PATH設定後は、PowerShellを一度閉じて、新しくPowerShellを開き直してください**。この操作により、新しい設定が反映されます
■ ffmpegのインストール確認方法
・PowerShellを新しく開き直します(Windowsキー + X → ターミナル)
・以下のコマンドを入力して、Enterキーを押してください: ffmpeg -version
・ffmpegのバージョン情報が表示されたら、ffmpegは正しく設定されています。これで第2段階は完了です
・もし「ffmpeg : 用語 ‘ffmpeg’ は認識されていません」というエラーが表示された場合は、PATH設定を再度確認し、C:\ffmpeg\binが正しく入力されているか確認してください
■ セクション3: PowerShellの開き方と基本操作
■ PowerShellとは何か?
PowerShellは、Windowsのコマンドラインツールです。通常のマウス操作ではなく、テキストコマンドでパソコンに指示を出すプログラムです。最初は不安かもしれませんが、手順通りに進めば難しくありません。
■ PowerShellの開き方(複数の方法)
**方法1:Windows + Xショートカット(推奨・最も簡単)**
・Windowsキーを押しながらXを押します
・メニューが黒く表示されます
・メニューから「ターミナル」または「PowerShell」をクリックします
・黒い背景のPowerShellウィンドウが開きます
**方法2:スタートメニューから検索**
・Windowsキーを押してスタートメニューを開きます
・検索ボックスに「PowerShell」と入力します
・「Windows PowerShell」という選択肢が表示されたら、クリックして開きます
**方法3:ファイルエクスプローラーから開く**
・特定のフォルダ内でPowerShellを開きたい場合、そのフォルダをエクスプローラーで開きます
・アドレスバー(フォルダパスが表示されている場所)をクリックして、「powershell」と入力します
・Enterキーを押すと、そのフォルダでPowerShellが開きます
■ PowerShellの基本操作:フォルダの移動(cdコマンド)
・PowerShellを開くと、現在のフォルダパスが表示されます。例:「C:\Users\ユーザー名」
・別のフォルダに移動したい場合、「cd」コマンドを使います。cdは「Change Directory(ディレクトリを変更する)」の略です
・例えば、「C:\VR180_Tool」フォルダに移動したい場合: cd C:\VR180_Tool と入力してEnterキーを押します
・フォルダが存在する場合、プロンプトがそのパスに変わります
・現在のフォルダの中身を確認したい場合は、以下のコマンドを実行します: ls または dir このコマンドで、フォルダの中にあるファイルとフォルダの一覧が表示されます
■ PowerShellのスクリプト実行方法
・「install_check.ps1」というチェックスクリプトを実行する場合、以下の手順を進めます
・まず、install_check.ps1がどのフォルダに保存されているか確認します。ダウンロードした場合、通常はダウンロードフォルダにあります
・PowerShellを開き、そのフォルダに移動します: cd C:\Users\ユーザー名\Downloads ※ここで「ユーザー名」は実際のWindowsのユーザー名に置き換えてください
・フォルダを移動したら、以下のコマンドを実行します: powershell -ExecutionPolicy Bypass -File .\install_check.ps1
・このコマンドは、セキュリティ制限を一時的に回避して、スクリプトを実行する指示です
・Enterキーを押すと、チェックスクリプトが実行開始されます
・スクリプト実行中に「[OK]」や「[NG]」という結果が表示されます
・最後に、チェック結果をスクリーンショットで保存しておくことをお勧めします(購入時に必要になる可能性があります)
■ PowerShell使用時のよくあるエラーと対処方法
・**エラー「は認識されていません」が表示された場合**:コマンドのタイプミスがないか確認してください。大文字小文字は区別されます
・**エラー「ファイルが見つかりません」が表示された場合**:cdコマンドで正しいフォルダに移動しているか、lsコマンドでファイルが存在するか確認してください
・**実行が進まない場合**:数秒待ってください。特にチェックスクリプトは初回実行時に時間がかかることがあります
■ まとめ:セットアップ完了のチェックリスト
このセクションをすべて完了したら、以下のチェックリストで確認してください。
・□ Pythonをインストールし、「python –version」で確認できた
・□ ffmpegをC:\ffmpegに配置し、PATH環境変数に追加した
・□ PowerShellで「ffmpeg -version」で確認できた
・□ PowerShellでのコマンド実行に慣れた
・□ 次のステップ:「購入前チェックツール」のinstall_check.ps1を実行する準備ができた
すべてのチェック項目にチェックが入ったら、環境準備は完了です。次は「購入前チェックツール」のページを参照して、環境チェックを実行してください。